2015年12月03日
水木しげるさんの幸福論
水木しげるさんの幸福論に思う。
先日お亡くなりになった水木しげるさんの著書の中で掲げられている幸福論です。
・第一条
成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
・第二条
しないではいられないことをし続けなさい。
・第三条
他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
・第四条
好きの力を信じる。
・第五条
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
・第六条
怠け者になりなさい。
・第七条
目に見えない世界を信じる。
第五条に注目してみます。
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
なんだか世間一般的に受け入れられている「努力は裏切らない」的な風潮に真っ向から立ち向かっている言葉ですね。
これは、水木さんが、努力に努力を重ねてきたからこそ、言える言葉なんだと思います。
あまっちょろい努力ではなくて、捨てるモノを捨てきった努力。
それでも報われなかった時代が水木さんにはあった模様です(ゲゲゲの女房)。
裏切られ続けたのでしょう。
けど努力をあきらめなかった。
なぜ、それができたのでしょうか?
努力は裏切るモノ、と知っていたから、頑張れたのではないでしょうか?
人はある事を信じ、裏切られた、と思うと自暴自棄になったり諦めたりしてしまいます。
けど、裏切られてもいいや、と思いつつ継続すれば、例え叶わなかったとしても、ショックはそれほど大きくなくなります。
水木勿論、最終的に努力が実を結んだわけですけど、ね。
似たような事をじゅくちょうもおもってまして。
悲観的楽観論とでもいいましょうか。
常に最低の状況を考えていて、そこさえ避けれればあとはどうなってもいいから、やれる事にベストを尽くしておこうと考えています。
第六条に注目してみます。
怠け者になりなさい。
普通に聞いてたら「あくせくやらずに、のんびりやりなさい」というように捉えてしまいそうな気がします。
しかしながら、本意はそうではない模様でして。
いい解釈があったので引用させていただきます。
水木先生亡くなられて、いわゆる「幸福の七か条」がTLによく見られますけど、第六条の『怠け者になりなさい』の意味するところはこういうことですよ。 pic.twitter.com/usOo4El8Kl
— 孤独くん♡ (@myi_s) 2015, 11月 30
なるほど、という感じですね。
努力して、努力して、なまけれる身分になりなさいって事なんですね。
ゲゲゲの女房を見て、この話を聞くと納得させられてしまいます。
努力をせずして、ラクな方法を得ようとす輩は昔からいます。
努力は裏切るものですが、成功するためには努力は必要なんです。
成功しようとしているのに努力は裏切るから、といって最初から努力しない人って結構いますよね。
そんな人は、ゲゲゲの女房を見て、水木サンの幸福論を読んで、ちょっと意識改革をしてもらいたいものです。
じゅくちょうもなまけものになれるように努力を続けていきたいと思った次第です。
最後になりましたが、水木しげるさんのご冥福をお祈り申し上げます。

Posted by Freeman1976 at 11:00│Comments(0)
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